L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

闇夜に口づけを プリンセスのためらい スーザン・ブロックマン

スーザン・ブロックマンのハーレクイン2冊。 トラブルシューターシリーズの新作はなかなか出ませんね。前作が出てからもう1年半くらいたつのに・・。なので古い作品で未読だったのを読んでみました。 「闇夜に口づけを」はサイコサスペンスとしてかなり面…

裸足の伯爵夫人 ときめきの宝石箱 キャンディス・キャンプ

キャンディス・キャンプの初期の作品を2冊読みました。 「裸足の伯爵夫人」は2001年に刊行されたC・キャンプの初邦訳作品です。最近の作品と比べると台詞が妙に慇懃に訳してあるんだけど、それがヒロインのすっとぼけた感じにマッチしていて笑えました。お…

鐘の音は恋のはじまり ジル・バーネット

訳者さんのあとがきによると「奥様は魔女」みたいな小説だそうです。 スコットランドの未熟な魔女がイングランドの冷たい公爵に恋するお話。心温まるストーリーではありましたが、結構な長編の割にはあまり深みを感じられなかったなあ。ヒロインはうまく魔法…

月明かりの下でキスを盗まれて エマ・ワイルズ

Notorious Bachelors シリーズ1作目 3部作を3→2→1という順番で読んでしまったけど、やっぱり3作目が一番面白かったかな。この作家さんは、ドラマティックに話を盛り上げるのではなく、お互いに相手に一筋なカップルのひたすら甘いロマンスを描くのが持…

気まぐれなワルツ 伯爵夫人の縁結び〈3〉 キャンディス・キャンプ

The Matchmakers シリーズ3作目。 先にシリーズの4作目を読んでしまったので、3作目はどうでも良くなってしまったのですが一応読んでみました。ベテラン作家なのでソツなく書かれていて、まあ面白かったです。ヒロインの人物造詣がいつも似た感じで、ちょ…

罪なき嘘の罪 ソフィー・ジョーダン

ソフィー・ジョーダンのデビュー作 これの続編の「許されざる契り」は以前読んだはずなんだけど内容をほとんど思い出せないなあ。あまり印象に残る作品ではなかったということですね。「罪なき嘘の罪」はこの作者のデビュー作ということで、展開が強引だなあ…

罪つくりな遺産 マデリン・ハンター

Seducersシリーズのスピンオフ。 この作品の続編の「罪つくりな淑女」は、ずっと前に読んだけれど私にはイマイチに思えたので、この「罪つくりな遺産」は長いこと積んだままになってました。でも今度新作も出るみたいだし、読んでみたら結構面白かったです。…

危険な駆け引き リンダ・ハワード

この前「熱い闇」を読んだら結構面白かったので、シリーズの他の作品も読んでみました。順番通りじゃないけどまあいいか。 マッケンジー家の養子のチャンスが主人公です。彼もパイロットなのね。海軍をやめて今はどこかよくわからない機関の諜報員をしている…

真珠は偽りの調べ アレクサンドラ・ホーキンス

Lords of Vice シリーズ1作目 この作者のデビュー作らしいです。二転三転してどこに転がって行くの?って感じのストーリーで退屈はしなかったです。展開がちょっと無理矢理っぽい気はしたけど。 ヒロインはすごい美女だけど、なぜかヤバ目の男性を惹きつけ…

美女とスパイ ジュリー・アン・ロング

Holt Sisters Trilogy 一作目。 この作家さんは、前に「誘惑のキス」(シリーズの3作目)を読んだことがあるけど、割と面白かったと思う。(だいぶ前だから内容はほとんど忘れてしまったけど。)それで今更だけど1作目のこの作品を読んでみたら、良かった…

光と闇のはざまで クレスリー・コール

大人気のローアシリーズ6作目。 このシリーズはいろんな種族が出てくるけど、今作はデーモンと魔導師のロマンスです。デーモンの王様のライドストロムは真面目な善のヒーローってことだけど、かなり獰猛で激しくて、叩いたり縛ったりと色々大変でした(笑)。…

令嬢は密かに好奇心を満たす エミリー・ブライアン

調べてみたら、この作者は以前はダイアナ・グロウという名前でドラマティックなロマンスを書いていて、軽めの楽しい作風のものをエミリー・ブライアンとして書いていたけれど、出版社が変わってまたペンネームを変えて今ではMia Marloweという名前で書いてい…

冬の公爵の愛を手に ヴィクトリア・ダール

Huntington シリーズ2作目 前作「ひめやかな純真」よりはこちらのほうがキャラクターに好感が持てて良かったです。崖っぷちに立たされ捨て身になっているヒロインの大胆な行動が面白かった。 ヒロインには何やら暗い過去があり、ヒーローも若い頃に苦い経験…