L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

心があなたを忘れても―我が一族アネタキス〈1〉 マヤ・バンクス

マヤ・バンクスがハーレクイン? この作家さん、ハーレクインも書いてたんだ。ヤフーブックストアで無料だったので読んでみました。 ヒーローはギリシア人富豪3兄弟の長男って・・・まさか?!と思ったけど、普通のロマンスでした。(当たり前か。)しかし…

解かれた封印 ジュリア・ジャスティス

伯爵は謎解き名人! 最近は、ハーレクインのヒストリカルで面白い作家はいないかなと、試しに色々読んでいるのですが、ジュリア・ジャスティス、良いですね。人気のある作家さんなのかな?とても面白かったです。これは他の作品も読まなくては。 辛い過去の…

婚礼の夜に エリザベス・ロールズ

ミステリー仕立てでもなく、波瀾万丈でもなく、地味なロマンスだけど意外と面白かった。 ハーレクインは少ない頁数でストーリーを展開しないといけないから、あまりキャラクターを詳しく描写する余裕はないかと思うんだけど、この作品は、地味で大した話では…

黒騎士に囚われた花嫁 ジュディス・マクノート

ジュディス・マクノートの中世が舞台のロマンス 中世の騎士のお話ですが、攻撃!略奪!みたいな野蛮な感じではなく、やはりこの作者さんらしく、誤解やすれ違いがあって読ませます。でも翻訳が少し読み辛いような・・・。アカデミー出版の超訳並みにとは言わ…

忘れじの君 フランセスカ・ショー

ハーレクイン・ヒストリカル。 この作家さんはよく知らないんだけど、あらすじが面白そうだったし文庫化されている作品ならハズレはないだろうと思い読んでみました。でも、文庫だからってみんな傑作というわけではないのね。 この「忘れじの君」はストーリ…

愛しいあなた スーザン・マレリー

スーザン・マレリーの長編ロマンス。 2段組みの新書版で400頁近くあるけど、テンポが良いのでそんなに長さは感じなかったです。 ヒロインはキレ者の弁護士で、夫の浮気現場を目撃して離婚したら、どういうわけか不幸続きで仕事をクビになり、故郷の田舎…

緑の瞳に炎は宿り キャット・マーティン

キャット・マーティンの新シリーズ、Bride Trilogy 1作目。 父親がだまし取られた公爵家の財産を取り戻すため、ヒーローが友人や詐欺師の集団とタッグを組んで犯人にペテンを仕掛けるという、オーシャンズ・イレブンみたいなストーリーが新鮮でした。ロマン…

砂漠の王子とさらわれた令嬢 エマ・ワイルズ

情熱のスカーレット(笑)。 E・ワイルズは、元々e-bookのEroticaを書いていて、それからペーパーバックのロマンスに移行した作家さんみたいですが、日本で昔の短編が人気になって、本人も驚いているのではないかしら。この手のものにしては不快に思うような…

氷の伯爵 アン・グレイシー 他

アン・グレイシーのハーレクインの代表作。 これは、貴族の伯爵に見初められた貧乏な家庭教師のシンデレラ・ストーリーかと思ったらちょっと違って、後半はヨーロッパを旅するロード・ムービー的な展開で意表をつく作品でした。ヒロインに空想癖があり、唐突…

あなたと過ごす一夜を ソフィー・ジョーダン

いつも自己チュー男が主役の、ソフィー・ジョーダンの新作。 この作者の前の2作も読みましたが、雰囲気は同じような感じ(ちょっと暗め?)です。ヒーローとヒロインの間の緊迫感がよく描かれていて、最初に仮面舞踏会で出会うところなんかは張りつめた空気…

買われた子爵夫人 キャサリン・コールター 他

紛らわしいタイトルだけど現代のお話。 これは古いハーレクインの作品なのですね。軽めのロマンスで割と面白かったです。アメリカ人のアメフト選手と結婚した世間知らずで内気なイギリス人のヒロインが、自分の殻を破って成長していくところが良かったです。…

愛の媚薬はラプソディ ニコール・ジョーダン

ニコール・ジョーダンの一番人気(?)Notorious シリーズの4作目 何とまあ、今作のヒロインには空想上の海賊の恋人がいて、夜な夜なイケナイ妄想に走っているんですよ。そしてヒーローは、そんなヒロインのエアー恋人(?)に対抗するため、彼女を娼館に連れて行…

黒髪のカウボーイ マッケンジー・マッケイド

ヒーローは週末カウボーイ?! これはカウボーイとバーのウエイトレスのホットなロマンスかと思いきや、ヒーローは週末だけカウボーイで実はIT企業の重役、ヒロインも電気工学の学位を取ってエンジニアに転職し、途中からは社内恋愛になってしまうという不思…

胸さわぎの週末 ジャッキー・ダレサンドロ 他

コンテンポラリー・ロマンスの短編。 J・ダレサンドロは、ヒストリカル・ロマンスをたくさん書いていますが、どちらかというと軽めの作風なので、現代のお話のほうが合っているのではないかと前々から思っていました。これは短編ですが、この作家さんの持ち…

優しい嘘つき ナンシー・ウォレン

この作品は「キャロラインはその朝、ドレスのファスナーが上がらなかった」に改題して今度ハーレクインの新しい文庫のレーベルから刊行されるようです。その長ったらしいタイトルに興味をひかれたので、古本屋で売っていた元の新書版を読んでみました。 これ…

忘れられない面影 キャサリン・コールター

Star 4部作の3作目。 キャサリン・コールターってやっぱり人気あるのかな。二見書房は翻訳の出ていない古い作品を探し出してはせっせと刊行してますね。私も割と好きなので結構読んでいますが、すごく面白いものもあればイマイチなのもあって、作品によっ…

公爵と乙女の秘密 デボラ・シモンズ

ハーレクイン文庫なのに分厚い! デボラ・シモンズは以前「シャーロットの冒険」を読んで割と面白かったので別の作品も読んでみたいと思っていました。この「公爵と乙女の秘密」は540頁の長編で読み応えもあり面白かったです。 ヒロインは、少年の扮装で…