L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

誘惑の炎がゆらめいて テレサ・マデイラス

誘拐され、スルタンに買われてハーレムに連れて行かれたヒロイン。 この作者はロマンス小説家にしては、心理描写よりもストーリー展開重視で、衝撃の事実にびっくりさせられるような話を書いたりしますよね。私はたとえロマンス小説でもネタバレに遭遇するの…

孤城に秘めた情熱 エリザベス・ホイト

Legend of the Four Soldiers シリーズ3作目。 顔に傷を負って引き籠っているヒーローの話はよくあるけれど、これは本当に心温まる素敵なロマンスでした。キャラクターの描き方が実に巧くて引き込まれます。ヒロインは子持ちで、9歳の娘と5歳の息子がいる…

ベアード・トゥ・ユー シルヴィア・デイ

柳の下に二匹目のドジョウはいるのか? 「フィフティ・シェイズ~」の大ヒットで似たようなのが続々と出てきている中、この「ベアード~」はかなり評価が高く、フィフティ~を超えるとも言われているらしい。確かに作家としての実績がほとんどないELジェイ…

うたかたの夜の夢  サブリナ・ジェフリーズ

伯爵令嬢の恋愛作法シリーズ2作目。 前作から気になっていたダニエルとヘレナのロマンス。お嬢さんと不良(?)という組み合わせはやっぱり面白い!追い剥ぎの息子でちょっぴり野蛮なヒーローを怖いと思いながらも、その荒っぽさに惹かれてしまうヒロインの気…

愛は消せない炎のように ローラ・リー

エリート作戦部隊シリーズ最終話。 1作目から部隊を統率してきた司令官のジョーダンが主役なので期待していたけれど、いつもどおりで最終作の割には特別な盛り上がりはなかったように思いました。(エピローグではメンバーが全員集合してましたが。)ジョー…

はじめての恋をあなたに奏でて ジュリア・クイン

J・クインの最新シリーズ Smythe-Smith 四部作の一作目。 ブリジャートンシリーズによく出てきた、楽器が下手なのに演奏会を開いている一家のお話ですね。あまり捻ったところもなく普通に楽しいロマンスでした。幼馴染で兄と妹のような関係だった2人が恋に…

気高き心は海を越えて キャット・マーティン

Heart Trilogy 1作目。 北欧のバイキングの末裔で、囚われてサーカスの見世物にされていたヒーローと英国貴族の令嬢のロマンス。異国情緒があって波瀾万丈の展開ですが、やっぱり設定が突飛すぎていまいち現実味が感じられないなあ。バイキングの彼のことは…

フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ  E L ジェイムズ

読みましたよー。話題のベストセラー小説。 18禁バージョンのトワイライト。これはもうアイディアの勝利でしょう。トワイライトのヴァンパイアの世界をSM嗜好に置き換えるなんて斬新すぎてびっくりだわ。ステファニー・メイヤーはYA作家にしては文章の…