L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

レディ・ヴィクトリア リンダ・ハワード

荒くれ者のガンマンの復讐の物語。 人殺しで強姦魔の男のところに嫁に行かなきゃならないとは何て過酷な!ひょっとして結婚する前にヒーローが助け出してくれるのか?と思ったけど、そんなに甘くなかった。それでもこのヒロイン、根性あります。恐ろしい試練…

真珠の海の火酒 N・ロバーツ / 流れ星に祈って L・ハワード

MIRA文庫2冊読みました。両方とも原書が1985年刊行の古い作品です。 「真珠の海の火酒」 ノーラ・ロバーツ 何このラブラブのカップル(笑)。ほとんど一目惚れで、最初から最後までアツアツの2人でした。事件は起きるものの、ほとんど捻りのないストーリーで…

意外な求婚者 / ふさわしき妻は ジュリア・ジャスティス

ジュリア・ジャスティスのWellingfordシリーズ。気合の入った三角関係が面白かった「意外な求婚者」とそのスピンオフ作品「ふさわしき妻は」 「意外な求婚者」 これは面白かった。ロマンス小説では主役カップルに横恋慕する登場人物がいても大したことなくて…

盗まれたエピローグ / 追憶のフィナーレ キャンディス・キャンプ

運命のモントフォード家シリーズの2作目、3作目を続けて読みました。 「盗まれたエピローグ」 2作目のヒロインは孤児院に入れられてしまった姉のマリアンヌで、悲惨な境遇が不憫です。悪役が腹黒さ全開で彼女を付け狙っていて不気味でした。ヒロインは泥…

黒い瞳のエトランゼ キャンディス・キャンプ

運命のモントフォード家 三部作の1作目。 2004年刊行のC・キャンプの作品。とても面白くて一気に読みました。ヒロインの出自の謎にまつわるミステリーもよく出来ていて、ヒロインが次から次へと窮地に陥るのでドキドキハラハラさせられます。そんな彼女を…

アメジストの瞳 エリザベス・ローウェル 他

「アメジストの瞳」、「甘い関係」、「花嫁の醜聞」。 最近読んだハーレクイン小説、まとめて一つの記事にしておきます。 「アメジストの瞳」エリザベス・ローウェル(MIRA文庫) 人類学者の娘で、未開の地域で長く暮らしていたため世間離れしているヒロ…

南の島の花嫁 キャサリン・コールター

花嫁シリーズ第二作。 いつものこの作者のパターンで、悪辣な叔父にボコボコに殴られて言うことを聞かされている、受難のヒロインのお話です。叔父の企みのせいでみんなに尻軽女だと思われていて、ヒーローにもひどい扱いをされて可哀相。でも次から次へと困…

純白の朝はきらめいて リサ・クレイパス

待ってました!ハサウェイ家シリーズの新作。 前作からずっと気になっていたレオとキャサリンのロマンスをやっと読めた!ロマンス小説の読者で、これをつまらないと言う人はいないでしょう。 顔を合わせれば喧嘩ばかりだけど実は惹かれあっているというのは…

過ちはあなたとともに シャロン・ペイジ

Hamilton Sisters 3部作の最終話。 あらすじから前の2作とは少し違う感じかなあと思ったけど、やっぱり似たような話でイマイチでした。Hotな作風の作家さんですが、こういう気持ち悪いHotさは日本の読者にはあまりウケないと思う。魅力的な登場人物があっ…

したたかな仮面 ヴィッキー・L・トンプソン

この作品は今度「元カレの本音」にタイトルを変えて、文庫で出るみたいです。 この作家さんの作品は割と面白いと思うけど、若い人向け(?)の文庫のラインナップに入れるのはどうだろう。普通の恋愛小説っぽいのを期待して手に取った人は、「何だ、このエロ…

運命は花嫁をさらう テレサ・マデイラス

人気作家テレサ・マデイラスの新作。 結婚式の場面から物語は始まり、ヒロインが年老いた花婿についてぶつくさ言うのに笑わされたと思ったら、ヒーローが颯爽と現れて花嫁をさらうところがすごい迫力でドキドキさせられて一気に話に引き込まれ、夢中になって…