L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

やさしき夜に抱かれ ローリー・フォスター

L・フォスターのサスペンスタッチの人気シリーズ"Men Who Walk The Edge of Honor"1作目 この本は新書のハーレクインですが400頁近くあるので、こういう長編は文庫で出したほうが良いのではないかと・・。それはさておき、L・フォスターは人気作家ですが…

ハイランドの政略結婚 マヤ・バンクス

M・バンクスの中世ロマンスの新シリーズ1作目。 中世もので、障害を抱えたヒロインの話って珍しいかも。この作者がそういう話を書くとは意外でしたが、最後の謝辞を読んで納得。障害があっても頑張るヒロインがとても健気です。真面目で誠実なヒーローも素…

その愛はみだらに コートニー・ミラン

タイトルがやけに扇情的ですが、内容は真面目で意外と深い正統派ロマンス。 作者のまえがきによれば、現代のロックスターのようなセレブを主人公にしたお話が書きたかったそうで、その19世紀バージョンだそうです。そういう"現代の〇〇のリージェンシー版"…

奇跡は聖なる夜の海辺で リサ・クレイパス

人気作家の新シリーズ。 L・クレイパスの新作が出るというので楽しみにしていたけれど、やけに薄くてちょっとガッカリ。ハーレクインくらいの長さだなと思ったら、ヒロインがおもちゃ屋の店主って、ノーラ・ロバーツがこれとそっくりな設定で書いてたのを読…

めぐり逢う恋はすみれ色 キャット・マーティン

Bride 三部作の最終話。 デュワー家の兄弟を主役にしたシリーズで、今作は三男のルールが主役。イギリス貴族で公爵の弟だけれど事業に積極的で、アメリカの武器製造業の社長の元で仕事をしているヒーローが、病気で余命わずかな社長に娘と結婚してほしいと言…

レディの願いは口づけに隠して グレース・バローズ

地味に面白いグレース・バローズの新作。 色々とワケありなウィンダム家の兄弟姉妹たちを主役にしたシリーズの新作は、公爵と高級娼婦の間の庶子だけど公爵家に引き取られて他の兄弟たちと一緒に育てられた一番上の姉、マギーのロマンス。いつもながら地味な…

真夜中にふるえる心 リンダ・ハワード

ストーカーに追われるヒロインとカウボーイのヒーロー。 ヒロインが牧場の家政婦として家事に奮闘するのはハーレクインによくあるシチュエーションですが、そこに殺人鬼のストーカーを登場させて緊張感のあるサスペンスになっていました。定番の素材をベテラ…

甘美なる誘惑 ヘザー・スノウ

賢い科学者のヒロインと正義感の強い高潔なヒーローの王道リージェンシー・ロマンス(ミステリー風味で化学の薀蓄付き) デビュー作にしては完成度が高く、なかなか有望な作家さんではないでしょうか。化学を学んだ理系の作者らしく、ヒロインがリージェンシ…

史上最悪の恋愛契約 マヤ・バンクス

Breathless Trilogy 第一作。 フィフティ・シェイズ~の大ヒットで作者がガッポリ儲けているのを見て、マヤ・バンクスのような、このジャンルで既に人気を確立している作家が、あんなぽっと出の新人よりもアタシのほうが上手く書ける!と(←推測です。)似た…