L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

すべてはきみへの愛ゆえに ニコール・ジョーダン

Courtship Wars シリーズ6作目、最終作です。このシリーズは全部読んでますが、どれも似たような印象なので、前作の内容を忘れた頃に次を読んだほうが楽しめるかも。N・ジョーダンはライムブックスからもNotoriousシリーズとParadiseシリーズが出ていますが…

背徳のレッスン ケイト・ピアース

House of Pleasure シリーズ1作目。 これはかなり衝撃的でした。ラベンダーブックスも凄いの出しましたね。マヤ・バンクスもこの前読んだし、エマ・ホリーもシャロン・ペイジも読んだことあるし、この歳になれば(どの歳?)もうどんな作品を読んでも動じな…

ひめごとは貴婦人の香り エリザベス・ホイト

Legend of the Four Soldiers シリーズ1作目。 プリンス3部作が面白かったE・ホイトの新シリーズです。プリンスシリーズは作中、御伽話が語られていましたが、このシリーズでも兵士のお話が書かれています。この作中作も含みがあってなかなか面白く、アイ…

銀のアーチに祈りを カレン・ロバーズ

ヴィレッジブックスからロマンティック・サスペンスが4冊出ているカレン・ロバーズ。この作家は以前「月明かりのキリング・フィールド」を読みましたが内容はすっかり忘れてしまいました。この作品は、広告代理店のオーナーで何やら怪しい過去があるヒロイ…

霧の宮殿と真珠の約束 クリスティーナ・ドット

The governess Brides シリーズ2作目。 このシリーズの1作目は読みましたがイマイチでした。クリスティーナ・ドットは私は特別好きではないけれど、割と人気のある作家ですよね。この作品はそこそこ面白かったです。 ヒーローは伯爵だけど銀行を経営してい…

氷のハートが燃えるまで スーザン・アンダーセン

Showgirls シリーズ2作目。 スーザン・アンダーセンは、これとは別の海兵隊のシリーズの最初の2冊を読んだことがあり、ものすごく面白かったわけではないけれど、まあ普通に楽しめる作品でした。(読んだのがだいぶ前なので細かい内容は忘れてしまったけど…

その腕に守られて シンディ・ジェラード

Bodyguard シリーズ1作目。 これは全6作のシリーズで、最初に3作目の「情熱の密林」を読んで面白かったので、その後5作目「追憶の炎」と6作目「その瞳を信じて」を読みました。「情熱~」が一番面白かったけど、「追憶~」と「その瞳~」もまあまあでし…

初恋のラビリンス キャンディス・キャンプ

キャンディス・キャンプの1997年の作品。 「恋のリグレット」が面白かったので、同じ著者の古い作品を読んでみました。やはり最近の作品とは少し作風が違うような。 ヒロインは伯爵家の娘だけどヒーローは馬丁で、身分違いなのでヒロインは無理やり金持…

あの頃、憧れは遠くに スーザン・ウィッグス

Lakeshore Chronicles 2作目。 MIRA文庫から5作目まで出ています。このシリーズは登場人物が多くて人間関係も複雑なので順番どおりに読んだほうがいいですね。 1作目と同じく主役カップルの出会いは子供の頃のサマーキャンプです。ヒーローの親友を含めた…

七年後の恋人 スーザン・ブロックマン

タイムトラベルもの。 ヒロインと未来からやって来たヒーローと現在のヒーローの三角関係って面白すぎ。これはタイムトラベルして別の時代の自分と鉢あわせしてもOKという設定なんですね。ストーリーがよく出来ていて短い作品だけどとても面白かったです。2…

屋根裏に偽りの天使 クレスリー・コール

MacCarrick Brothers 3部作の最終作。 今作は長男のイーサンが主役です。顔に傷があって3兄弟で一番恐ろしげな人です。とにかく迫力あるキャラクターで存在感抜群でした。そしてヒロインのマデレンは文無しでフランスの貧民窟に住んでいて、イーサンにとっ…

紳士を射止めるための10の教え サラ・マクリーン

Love by numbers シリーズ2作目。 前作「侯爵と恋に落ちるための9つの冒険」が面白かったので期待していました。こういうドタバタラブコメ系では、ジュリア・クインやサブリナ・ジェフリーズがお気に入りですが、サラ・マクリーンもかなり面白い。 この作品…

最悪で最高の恋人 クリスタン・ヒギンズ

昨年のRITA賞受賞作品。 RITA賞だからと言って面白いとは限りませんが、この作品は原書の評判も良いようなので読んでみました。もっと軽いラブコメかと思っていたけどそうでもなく結構深いものがありました。これは夢のある甘いロマンスではなくて、どちらか…

真夜中の罪はひそやかに シンシア・イーデン

Midnight 3部作の2作目。 今作のヒロインはサキュバスでお相手は人間の刑事です。前作同様、設定はちょっと手緩いけれどミステリーの部分は前作より良かったと思います。キャラクターはヒーローが人間なので前作と比べるとインパクトが弱い感じはしました…

運命の出会いは真夜中に シンシア・イーデン

Midnight 3部作の1作目。 「トゥルーブラッド」にちょっと似ているけど、比べるとストーリーの練り方が足りないかな。シフターとかデーモンとかヴァンパイアとかいろいろ出てくるけど設定はちょっと手抜きっぽい。でもややこしくないので気軽に読めるとこ…

永遠の夜をあなたに リンゼイ・サンズ

Argeneau and Rogue Hunter シリーズ2作目。 今作のヒロインは検死官で、ヴァンパイアのヒーローが遺体として運ばれてくるという、冗談のような展開です。突然ヴァンパイアになってしまったことが信じられずに夢だと思い込もうとするヒロインがとにかく可笑…

恋のリグレット―伯爵夫人の縁結び〈4〉 キャンディス・キャンプ

The matchmakers シリーズ4作目。 未亡人が仲人役になって結婚相手を探してあげるというシリーズですね。2作目の「金色のヴィーナス」は以前読みましたがあまり内容が記憶に残ってないなあ。この作品がシリーズ最終作で、仲人さん本人が主役になっています…

燃えさかる炎の中で ベラ・アンドレイ

Hot Shots: Men of Fire シリーズ1作目。 帯の宣伝文句にキャサリン・コールター絶賛とあり、コールターのサスペンスは好きなので、あれくらい面白ければ良いなあと期待して読みました。 ホットショットと呼ばれる森林火災専門の消防隊の指揮官と、火災原因…

霧に包まれた恋人 ヴィクトリア・ホルト

これは1972年の作品なんですね。ロマンスというより心理サスペンス。 ヒロインは結婚数日後に目覚めると、夫は存在せず全部夢だったと言われる。何ともショッキングなストーリーです。ドイツの霧の立ち込める森が舞台で、ゴシック調の妖しい雰囲気が謎めいた…

とらわれた王女 ナーン・ライアン

ナーン・ライアンは、開拓時代のアメリカを舞台にしたロマンス作品が得意な作家のようです。 前に読んだこの作家さんの作品はあまり好みではなかったけれど、これは、ヒーローがテキサスレンジャーということなので読んでみました。ヒロインは財政難に陥った…