L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2012-03-01から1ヶ月間の記事一覧

愛の輝く楽園 ニコール・ジョーダン

「剣の騎士団」は秘密結社。 Paradise シリーズの1作目ということで、少し趣向を変えて活劇の要素を多めにしたのかな。地中海の島を本拠地とする剣の騎士団のメンバーを主役にしたシリーズだそうで。ロマンス小説なのに指摘するところがズレているかもしれ…

誘惑の瞳はエメラルド ローラ・リー

「誘惑のシール隊員」シリーズ これは本当なら「禁じられた熱情」と「闇の瞳に守られて」の前に読む作品ですよね。ネイサン・マローンや、「闇の瞳~」のヒロインのリサが捕えられていた時のエピソードが書かれています。この作者のサスペンスは終盤まであま…

盗まれた魔法 メアリー・ジョー・パトニー

Guardiansを魔導師と訳すのね。 前作の「今宵、魔法をかけて」は、ファンタジーっぽいのは特別好きじゃないけど・・・と思っていたのに読み始めたら夢中になってしまったのですが、今作も前作同様面白かったです。このシリーズは、ファンタジーにうまく史実…

愛する道をみつけて リズ・カーライル

ヒロインは家政婦。 これは、ヴィレッジブックスから出た2冊の続きなんですね。「今宵、心をきみにゆだねて」のヒロインの継子が今作のヒーローになっていて、前作の登場人物も顔を出してます。 ヒロインが毒舌で、殺人の容疑をかけられていて、一生懸命子…

聖女は罪深き夜に エリザベス・ホイト

E・ホイトの新作は、ゴシック風味でダークな雰囲気。 Maiden Lane シリーズの1作目です。メイデン通りはロンドンのスラム街にあるのね。ヒロインは、そこで孤児院を営んでいる未亡人ですが、かなり貧乏で悲愴感漂ってます。ヒーローは貴族だけど何やら心を…

逃げた相続人 スーザン・スペンサー・ポール 他

「逃げた相続人」、「ささやかな背徳」 感想2冊まとめて。 逃げた相続人 スーザン・スペンサー・ポール 中世の話は特別好きではないけど、これはかなり面白かったです。とにかく登場人物が活き活きしているし、文章も情景が目に浮かんでくるような書き方で…

黒髪のセイレーン リズ・カーライル

L・カーライルは先月出た新作を読みたいところだけどまだ買ってないし。でも、そういえば古い作品で読んでないのが1冊あったのを思い出したので、そっちを読んでみました。 私はこの続編の「今宵、心をきみにゆだねて」を先に読んでしまったので(読んだの…

熱く奪って  ヴィッキー・L・トンプソン

何だか恥ずかしいタイトル・・・。 この日本語タイトルはアレですが、原題は"Truly, Madly, Deeply"で、大好きなサヴェージ・ガーデンの曲と同じだったので読んでみようかなという気になりました。この作家さんの描くヒーローは、いつもヒロイン一直線で彼女…

レディ・ホイッスルダウンの贈り物  ジュリア・クイン他

4人の作家によるアンソロジー。 別の作家が書いているけれど、すべてのお話がリンクしていて登場人物もクロスオーバーしているので、あの時、裏ではあのカップルにこんなことが起きていたのか!という発見があって面白いです。でも4話ぶんの登場人物が顔を…

臆病な女神 パトリシア・F・ローエル 他

「臆病な女神」、「黄金の眠る谷で」、「美女と悪魔」、感想3冊まとめて。 「臆病な女神」 パトリシア・F・ローエル ヒストリカルロマンスの謎解きは、割と軽めのコージーミステリ風が多いけど、この作品はサスペンスが結構凄惨でドキドキしました。時々犯…