L0VE DRUNK

ロマンス小説の感想

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

英国レディの恋の作法 キャンディス・キャンプ

Willowmere 3部作の1作目 ハーレクイン社以外の出版社から刊行されてもいつもどおりのキャンディス・キャンプ作品という感じで、ソツなく面白いんだけど傑作というほどではないかなあ。シリーズの最初の作品で登場人物が多く、四姉妹&三兄弟にその他の親…

事件記者ソフィ 贖罪の逃亡 パメラ・クレア

I-Team シリーズ3作目 このシリーズは読みたかったから続きが出てうれしいなあ。パメラ・クレアはヒストリカルも良いけど、こっちの事件記者のシリーズもとても面白くて好きです。 プロローグからヒーローがすごく素敵で、ずっとヒロインのことを想っていた…

誘惑の仮面舞踏会 レニー・ベルナード

レニー・ベルナードのデビュー作にして代表作 R・ベルナードは前に「スターサファイアは夢にいざなう」って作品を読んだけど、特別官能的ってわけでもなく普通でした。(そして内容も特に面白くはなく普通だった。)それに比べるとこの「誘惑の~」はかなりH…

伯爵の求婚 グレース・バローズ

Duke's Obsession シリーズ1作目。 ヒロインがメイドというのは珍しい。伯爵の屋敷での日常生活が細かく描かれていて独特の雰囲気がある作品です。暑い夏の様子が鮮明に描写されていました。冷房のない時代だから冷たいレモネードでも飲まないとやってらん…

罪深き七つの夜に エヴァンジェリン・コリンズ

ロマンティック・タイムズの「最も革新的なヒストリカル・ロマンス」賞に選ばれたというエヴァンジェリン・コリンズの初邦訳作品。 この作品、確かにヒロインが娼婦というのは革新的でしょうけど、お話自体は本当にシンプルな純愛もので、これだけ捻りのない…

道化師と内気な花嫁 エリザベス・ホイト

Legend of the Four Soldiers シリーズ2作目 前作でも活躍していたヴェール子爵のお話です。戦争のPTSDに悩まされているけれど表面上は愉快にふるまっています。ヒロインにも何やら暗い過去があって、深刻な話になりそうなんだけどそうではなく、ユーモアが…

令嬢の危険な恋人 ローラ・リー

Elite Ops シリーズ4作目 前作「復讐はかぎりなく甘く」はサスペンスがダメダメでイマイチだった(と思う)ので、今作はどうかなあと思っていたのだけど、前作よりは遥かに良かったと思います。ヒロインは、一度"死んで"、整形して別人になった上に、さらに…

バッド・バッド・ボーイズ シャノン・マッケナ 他

シャノン・マッケナ、E・C・シーディ、ケイト・ノーブルの短編3作を収録したアンソロジー。 これはヴィレッジブックスの「キス・キス・キス」(Bad Boys Next Exit)の続編ですね。「キス~」は読んだけどS・マッケナ以外はあまり面白くなかったので、「バッ…

偽りのエンゲージ キャンディス・キャンプ

最近よく読んでいるキャンディス・キャンプの初期の作品。 これも面白かったです。ミステリーとロマンスのバランスが良くて最後まで退屈しませんでした。最初ヒロインのお屋敷に着いたとき人がいっぱいいて、登場人物多すぎ!と思ったけど、変人揃いでかなり…

愛は陽炎のごとく メレディス・デュラン

メレディス・デュランのデビュー作。 歴史に翻弄されたカップルの波瀾万丈ストーリーって感じですかね。ストーリーはよく出来ていると思ったけど、キャラクターがいまいちであまり共感できなかったなあ。前半、インドであれだけの困難をくぐり抜けてきたのに…

狙われた貴婦人 / 移り気なプレイボーイ キャンディス・キャンプ

A Little Town in Texas シリーズ C・キャンプのハーレクインの作品を古本屋で見つけたので買ってみました。最初「狙われた貴婦人」ってタイトルだからヒストリカルかと思ったんだけど、あらすじを見たら現代のお話でした。C・キャンプは現代ものはどうかな…