The Byrons of Braebourne シリーズ２作目。 このシリーズは好評なのか原書は５作目まで出ているようです。３兄弟だけでなく妹も主役になるのかな？この２作目は、前作とは趣の違うお話でしたが面白かったです。先が見え見えで、何の捻りもないストーリーだ…

爆破事件に巻き込まれ、体がボロボロのヒーロー。 体中包帯ぐるぐる巻きで意識不明の状態で登場なんて凄いインパクト！体もろくに動かせず話すこともできないのに存在感抜群のヒーローでした。どう考えても瀕死の状態から回復早すぎだと思うけど、そんなこと…

クレオ・ノース３部作の１作目。 作者のマリーン・ラブレースは元空軍士官だそうで、空軍内の事件を扱ったこの作品は、内部事情がわかっている人が書いただけに説得力があって面白かったです。ＭＩＲＡ文庫にしては気合いの入ったサスペンスでした。 サスペ…

凄い話だったなー。 ヒロインが高級娼婦なんだけど、そうなった経緯が本当に悲惨で気の毒です。ギョッとするようなエピソードも書かれていて、ハーレクインらしからぬ、かなり重い話でした。不幸な運命に負けずに生きているヒロインが良かったです。脆くて壊…

新レーベル創刊ということで、ハーレクイン社のＨＰで無料で読めるようになってました。 せっかく読んだので一応書いておきますが、たいした感想はありません。この作家さんは、前に「謎めいた億万長者」という作品を読んだことがあるけど、作者の初期の作品…

「藁くじの花嫁」、「チャイナ・ドール」、「恋する週末」。ハーレクインの感想３冊まとめて。 「藁くじの花嫁」 ダラス・シュルツェ 南北戦争後のアメリカのお話。兄弟で牧場を経営しているカウボーイが、負けた方が嫁さんをもらうってことで藁くじをひきま…

Stokehurst シリーズ２作目。 前作「眠り姫の気高き瞳に」でも存在感を誇示していたロシアの公爵、ニコラスがヒーローです。かなりインパクトのあるキャラクターだったので期待していたのですが、うーん、あれだけ壮絶な過去のあるヒーローにしてはヒロイン…

ジュリア・クインのデビュー作。 ストーリーは単純で最近の作品ほど緻密ではないけれど、テンポよく書かれていて、登場人物も活き活きしていて魅力的で、とても面白かったです。主役の２人は最初からラブラブで、その恋模様はとても可愛らしくて少女マンガみ…

お金持ちの奥さんの尻に敷かれている貧乏なヒーロー。 ロマンス小説で、奥さんに財布のひもを握られていて小遣いをもらうために一生懸命彼女の機嫌をとらなければいけないヒーローなんてこれまでいたかしら？こんな設定で、これほど深味のあるロマンスを書け…

Star ４部作の最終話。 前作「忘れられない面影」は、後半ストーリーが失速してイマイチでしたが、今作はシリーズ完結編ということで、最後まで波乱の展開で面白かったです。前作のカップルも登場して、サンフランシスコに奴隷を連れてきた後の話がわかりま…

「消えた乙女」「売り渡された娘」「二人だけの夏」ハーレクインの感想３冊まとめて。 「消えた乙女」 ニコラ・コーニック ヒロインが消息不明の姪を助けるために、放蕩者の親戚が怪しげなパーティーを開いている館に乗り込んで行くのだけど、そこで起きる色…

リサ・マリー・ライスがElizabeth Jenningsの名義で書いたロマンティック・サスペンス。 久しぶりのL・M・ライスの新作。とても面白かったです。サスペンスがこれまでの作品に比べると本格的。別のペンネームで書かれた作品だからか、ラブシーンはいつもより…

不気味なサスペンスが得意なエリカ・スピンドラー。 Ｅ・スピンドラーを読むのは、ずっと前に「さよならジェーン」と「あなただけ知らない」を読んで以来です。前に読んだ２冊も割と面白かったけど、久しぶりに読んだこの新作はミステリーがさらにパワーアッ…

雪山で遭難！寒いときに余計に寒くなる話を読んでしまった。 流石はベテラン作家。リアルなサバイバル描写に引き込まれて一気に読みました。瀕死の状況に陥っても弱音を吐かずに頑張るヒロインが素晴らしいです。窮地に冷静に対処し、心を閉ざしているヒロイ…