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ロマンス小説の感想

エントワインド・ウィズ・ユー シルヴィア・デイ

エントワインド・ウィズ・ユー 上 ベアード・トゥ・ユー 3 (ベルベット文庫) エントワインド・ウィズ・ユー 下 ベアード・トゥ・ユー 3 (ベルベット文庫) Entwined with You (Crossfire, Book 3)

 

好評につきまだまだ続く。  三部作の予定だったのが、5巻まで出すことにしたそうです。大ベストセラーになって、作者にしてみれば売れるならたくさん書かなきゃ損ですもんねえ。(ラブシーンばかりで内容は薄いからいくらでも書けそうだし・・・。)  前作でヒロインのために殺人まで犯したヒーローがどうなるのかと気になっていましたが、たいしたことはなかったなあ。それでも何やかんやとハプニングが起きて面白かったです。まだあと2冊出るから、とりあえずネタを盛っておくか!という感じで、ヒロインの離婚した両親や、ゲイ(というかバイ)のルームメイトにも色々と大変なことが起きるだけ起きて、はっきりしないままなので次作が気になるところです。  主役の2人の関係は苦難を乗り越え熱々ラブラブで、かなり盛り上がってあんなことやこんなことまで?! ・・・そして出ました。衝撃の殺し文句。「君のためなら地球の自転も止める」!!! ここはウットリするところなのだと思うけど、このセリフには笑ってしまったわ。  トラウマを抱えてお互いに病的なまでに依存し合っている2人ですが、この"君がいないと死んでしまう"というくらいに必死でドラマティックなところがウケているのだと思います。キャラクターがちょっと病んでるほうがインパクトがあって面白いわよね。  作者のシルヴィアさんは、もうジャンジャン書いてドンドン売ってくださいな。